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書評

10年後のオリジナル続編小説!『 BLOOD♯』

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『 BLOOD♯』は、何が書いてある本?

2005年の土6アニメ『BLOOD+』の藤咲淳一監督自らによる正統続編小説が今年刊行されました。

10年の時を経て、BLOOD+が蘇る!

テレビアニメ放送から10年――、監督を務めた藤咲淳一氏自らが後日談を執筆!!
ディーヴァが産んだ姉妹は、カイのもとで大きく成長を遂げていた。
東京にある米軍基地がほど近い町でカイとともに暮らすふたりだったが、静かな日常に変化が起きる……。


ディーヴァが産んだ双子の姉妹、響と奏の物語です。小夜が眠りについてからもうそんなに時が流れたんですねえ……。表紙からもわかるように小夜とディーヴァの外見的特徴を色濃く継いだふたり。もちろん翼手の女王の宿命を彼女たちも受け継いでいます。

小夜によく似た真面目な響と、ディーヴァによく似た自由な奏。でも二人はお互いを深く思い合い、通じ合っており、前世代のような悲しい対立はありません。カイがしっかり見守って育てたおかげでしょう!

どんな人にオススメ?

BLOOD+に嵌まっていた人はもちろん、BLOODシリーズのファンなら押さえておきたい現時点での完全新作です。はじまりの女王SAYAをめぐる秘話にも触れられており、翼手の女王というものの設定に新たな光を当てています。この設定を掘り下げればBLOOD+の世界をさらに広げてシリーズ化できそうな感じもします。BLOOD+の新展開に期待したいところですね。




yonderumonの注目ポイント!

響と行動を共にし、徐々に絆を深めていく少年デヴィッド。奏の前に現れて赤い盾の歴史を語る若き総帥アダム。彼らの正体は? 新たなシュヴァリエ誕生のストーリーは少女小説的な王道かつドラマチックです!

そしてもちろん、小夜とハジの登場があるかどうか気になりますよね! 期待はたぶん裏切られませんよ! 他にも懐かしい面々が続々と顔を見せてくれるのでお楽しみに♪

次に手にとるのはこんな本!

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